GW最終日の今日もまだまだ渋滞するみたいですね、高速道路は。
寝ぼけ眼で見たテレビが、渋滞中に運転者が同乗者に対して思う事、ベスト&ワースト5を発表してました。
ワースト3位…『同乗者が運転の指図をする。』
…ウチのおかんだw
おかんは運転出来なかったんだけど、仕事で毎日タクシーに乗ってたから、それ級の要望が多かった。
とんでもない所でいきなり車を止めさせられたり、追い越しを要求されたり…本当、おかんとのドライブは恐怖だった。
免許取り立ての時からそんな感じだったんで、お陰でドラテク
が上達するのは早かったと思う。その免許取り立ての年のGWの話。
おかんとおばさん夫婦を乗せて福島に行く事になった。
どこだったか忘れたけど、トンネル付近で事故が有ったらしく40㎞…若しくはそれ以上の大渋滞に巻き込まれた。
全っ然動かないの。
んで、暫くしたらパトカーとかが何台か路肩を通り越して行ったのね。
おかん『行け。』
私『え
』おかん『路肩。』
私『嫌だよ
』おかん『いいから
』…権力に負けました。
『早くこの後ろめたさから解放されたい。SAに辿り着きたい。』の一心で路肩を走った

冷や汗。
『でも走れるって幸せ☆』なんて不謹慎にも調子こいてたその時。
後ろから物凄い勢いで消防車がやって来た。
それは物凄い勢いで。
消防車『前の車、どきなさい
』真っ青。天国から地獄。
どきたくても隣の本線は大渋滞。入れる隙間なんか無い。
アクセルベタ踏み。
引き離してもすぐ追い上げてくる消防車。
その後方に更にパトカー数台。
増えてるよ、おいっ

気分はイニD…いや、犯罪者。
直線コースで良かった、なんて呑気に思ってましたけど、かなりの高速で走ってるから本線に戻る所の話じゃない。ひたすら走った。
ハンドルはぶれるし、泣きそうだった。
やっとの思いで本線に戻った時、そこはもう目的地付近だった。
『時間稼げた☆』と、意気揚々と隣で言ってるおかんに殺意を抱いた。
振り向いたらおばさん達…寝てるしっ

その事件以来、どんなに言われても、私が路肩に出る事は無かった。
権力に屈してはいけないというお話(なのか
)。