初恋 | 男性視点の恋愛論 ~草食系男子のススメ~

男性視点の恋愛論 ~草食系男子のススメ~

男の人の気持ちがわからなくて困っている女の子に捧げる恋愛ブログ

こんにちは。



ゴールデンウィークの人混みの中、彼女と買い物に行きました池田です。



今日は自己紹介も兼ねて、僕の初恋エピソードを書きます。




クラス替えの奇跡


幼稚園・保育園の頃から、可愛い子って居ますよね?
年齢が1桁でも、意識する人は意識します。


「恋ってどんなもんなんだろう?素敵だな。」という漠然とした憧れは小さい頃からずっとありました。

そんな僕の初恋は、クラス替えによってもたらされました。


当時は鳥取県の田舎に住んでいまして、小~中学校と持ち上がりだったんですね。
思春期の入り口に立っていた当時、それまで1度も同じクラスになった事がなかった、Kという女性と初めて同じクラスになります。


Kは目立たない女性で、同じクラスになるまでは顔と名前が一致しませんでした。



強烈なライバル心


当時の僕は成績優秀で、勉強だけは誰にも負けないというプライドを持っていました。
ところがある時期からKは、そんな僕をテストの点数で負かすようになります。
人生で初めて味わう敗北と屈辱でした。


さらにKは、運動もできる女の子でした。
頭脳でも体力でも勝てず、僕のプライドはズタズタになりました。

天才型で、良くも悪くも目立つ存在だった僕と比べ、Kは目立たず地道に努力するタイプでした。
弱点らしい弱点が見付からず、友達関係においても、陰でしっかり印象を稼いでいるようで、隙が見当たりませんでした。

自分よりも「完璧な存在」であるKに対して、劣等感を抱いた僕は、敗北を重ねるうちKをライバルとして強烈に意識するようになりました。



強い意識が恋心に変わる


Kを負かしてやろうと強く意識するうち、彼女のいろんな面が明らかになっていきます。
寂しがり屋で孤独に弱い事、動物好きで優しい事、などなど。


彼女の事を知るにつれ、ライバル心が恋心に変化していきました。
しかし、まだガキだった僕は、その気持ちを素直に認められませんでした。
大きく傷付けられたプライドが邪魔をして、恋心とライバル心の間で苦しみました。



初恋は実らない


僕の気持ちなど知る由もないKには、同級生に好きな人が居たのでした。
噂でそれを知ってしまった僕は、闘わずして敗北した気持ちになりました。

それまでは負け知らずだったのに、Kと出会ってからは、敗北の連続です。

さらに悪い事に、自転車で事故をして膝を痛めてしまい、夢だったプロスポーツ選手の道が絶望的になりました。
この頃を境に人生が暗転したように感じました。


実らない恋だとわかってはいても、人の気持ちは簡単に諦め・割り切りができるようにはなっていません。
中学卒業が近くなった頃には、諦めるどころか、小さい頃の「可愛い」という性的興味とは明らかに違う、‘恋愛’にまで気持ちが深まっていました。

それまでの夢からも遠ざかり、自分にとっての幸せは、この恋が実る事だとしか考えられなくなりました。
恋愛依存ですね・・・・。


苦しみ抜いた末、卒業までに玉砕覚悟で告白する事を決意します。



ピリオドが打てない!◇


覚悟を決めた僕は、放課後に意を決して告白します。
しかし彼女は、うつむいたまま何も答えてくれませんでした。
そのまま卒業式を迎え、違う高校に進学したのです。


それは、「答えない」という形の「NO」の意思表示だろうというのはわかりました。
でも、「NO」というハッキリとした答えをもらえなかったせいで、僕の強い恋心は行き場を失くしたまま、終わりを迎える事ができませんでした。

傷付いたプライドが回復する事もありませんでした。

さらにまずい事に、K以外の女性に魅力が感じられなくなり、少しでも「違う」と感じる部分があると、気分が悪くなり拒絶するようになってしまいました。
自分の未来に何も希望が見出せない状態が長く続き、学校にも行かなくなりました。


「一番大切なものに見向きもされない」人間なんだと自分を断じ、いつしか「早く人生が終わればいいのに」としか思わなくなりました。




僕がこの経験から言いたいのは、「NO」なら「NO」だと面と向き合って言ってあげるのが相手に対する誠意だという事です。
いつまでもピリオドを打てないままだと、気持ちが強ければ強いほど、長きに渡って自分の心を傷付け続けます。
そしてありもしない可能性を探り続けて、そこから次に進めません。



その後については、また別の機会で書くとします。



マタネ(^ー^)ノ~