【まひるの月を追いかけて】を読みました。




著者は恩田陸さん。











私の読書の感想は、自分の備忘録も兼ねてますので、内容に触れている部分、ジャンルによってはネタバレもあります






それでもいいよという方のみ、スクロールをお願いいたします注意注意注意









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異母兄が奈良で消息を絶ち、たった二度しか会ったことがない兄の彼女と、静は研吾を探す旅に出る。
旅が進むにつれ、次々と明らかになる事実。
それは真実なのか嘘なのか⋯⋯
といったあらすじ。




まず、事実と起こったこと。




・兄の研吾の、その彼女の君原優佳利から一緒に探してほしいと誘われるが、本当は研吾と優佳利の友人の藤島妙子だった。




・優佳利は研吾と別れており、交通事故で亡くなっていた。
この旅は妙子が企画したものだった。




・思っていたより序盤で研吾登場。




・研吾は出家するため、心配をしてくれる優佳利と妙子にもう大丈夫だよという気持ちを込めて、優佳利には手帳を、妙子には笑顔の写真を送った。





・妙子はもともと持病があり、旅の途中で亡くなる。




・研吾は静の母親を愛していた。




・静の母親も、研吾を愛していた様子。










最初の旅が始まる感じ、わくわくしますねお願い
導入部から惹き込まれていました。


妙子の嘘と事実とに翻弄されながら、なにが本当なのか途中わけがわからなくなりつつも、そこまで知ろうとしなくていいのよと妙子に言われているような気分になったり。





奈良を巡る様子も、旅行記みたいで楽しかった。





「家族」というのを改めて考えた。



研吾と静は異母兄。
それだけで複雑な家庭なのだなと思う。
みんなもそう思うでしょ?
実際、想像するそれ以上の複雑で、どうしようもないこともある。
そして、妙子は結婚していて子どももいるけれど離婚間近。
静も最近?離婚している。




父親、母親、兄妹、親友、好きな人の異父妹、好きな人の好きな人の娘。





その人それぞれの関係性があって、関わりがあって、人生が作られていく。






ちょっと思ったことは、研吾は好きな人と想いあってるのに出家するの?とか、優佳利がトラックを避けようとしなかった理由とか、妙子が見た優佳利に似た人と終盤研吾と静が見た優佳利似の人の意味は?とか、途中途中であったショートストーリーの意味とか。
愛のサーカス筆頭に、なかなかシュールなものばかりだった






最後の結末は、少し驚きましたけれど、研吾があの人を好きになる理由は全然考えられないものでもなく、むしろ静を好きになるより自然なものだと思いました。





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旅に出たくなる一冊でした新幹線後ろ新幹線真ん中新幹線前


車内や移動の道すがらのカフェでコーヒーを味わいたいコーヒー





ここまでお読みいただいてありがとうございましたふんわりリボン