緑に色づいた 通学途中の欅並木

鳥が2人を冷やかすように思い切り羽ばたく

何となく恥ずかしい 君と僕のぎこちない会話

これから何かが始まる予感

 

紫のスカーフが風に揺れ

ちょっと大人っぽく見えた

今までよりも余計に意識してしまう

 

柔らかな香りが僕らを包み込み

新しい季節を呼ぶように

淡い想いがそっと芽吹く

ずっとこのまま隣で歩いていたい

だけどまだ口には出せないだろう

そんな僕を急かすように 風が吹いた

 

空の色に似合う 日向のような君の笑顔を

守りたい そんな風に思った

 

触れそうで触れない2人の手

沈黙のまま時間は過ぎて

正門までの坂道がもうすぐ終わる

 

柔らかな香りが僕らを包み込み

新しい季節を呼ぶように

淡い想いがそっと芽吹く

ずっとこのまま隣で歩いていたい

だけどまだ口には出せないだろう

そんな僕を急かすように 風が吹いた

 

柔らかな香りが僕らを包み込み

新しい季節を呼ぶように

淡い想いがそっと芽吹く

ずっとこのまま隣で歩いていたい

だけどまだ口には出せないだろう

そんな僕を急かすように 風が吹いた