こんにちは。

R+house御殿場の鈴木です。

 

住宅ローンの基礎知識シリーズ第3弾

 

今回は「つなぎ融資」についてお話ししようと思います。

 

すでにお家づくりを始めている方だと、住宅会社などに相談したときに「つなぎ融資」という言葉を聞かれた事があると思います。

この「つなぎ融資」って何だ?と思う方もいると思いますので、ご説明します。

 

そもそも「つなぎ融資」とは、一時的な資金を提供するための短期融資のことです。

 

 

住宅ローンでは建物が引き渡しされて、初めて借入の処理が銀行でされるため、住宅完成までに必要となる資金の支払いは自分で準備しなければなりません。

お家づくりは、土地の購入費用や住宅の着工金など、建物が完成するまでに「先に支払わなければならない」費用がいくつか発生します。

 

その費用を一時的に立替えるためのローン=「つなぎ融資」です。

 

 

融資(ローン)なので、当然金利は掛かります。

この金利ですが、住宅ローンの金利に比べると高めに設定されています。

よく住宅ローンの金利と一緒だと勘違いされる方もいらっしゃいますが、

 

つなぎ融資は、住宅ローンとは別に借りる「ローン」になります。

 

なので、住宅ローンの金利と違ってきます。

多くの金融機関では、だいたい2~3%くらいで設定されている事が多いでしょう。

 

つなぎ融資の返済のタイミングは、住宅ローンの実行のタイミングで清算されます。

またこのタイミングで事務手数料などの諸経費も一緒に清算しますので、その差額分が住宅ローンで皆様の口座に振り込まれます。

 

ちなみに、つなぎ融資は必ず行わなければならない、というものではありませんので、金利などに不安があるときは、住宅ローンだけで済ませることももちろん可能です。


例えば、土地の費用や着工金などの「先に支払わなければならない」費用を住宅資金贈与の特例を利用して、親から非課税で援助をしてもらうとか。他には土地と建物を別々に住宅ローンを組む「分割融資」というモノがあります。これは一定期間内に建物を建築する条件で借りられる方法などあります。

 

注文住宅は、引き渡しとまでに長い期間がかかります。
その間の資金計画を上手に立てることが出来れば、自身の希望や夢をあきらめない、憧れのマイホームを手に入れることは可能です。

 

つなぎ融資のことも含めて、不安なこと、疑問に思う点は、一度住宅のプロに相談してみてください。

お家づくりは、家庭状況や収入状況によって、「そのご家庭に合った正しい資金計画」の作成から始まります!