試験で使用する電卓(計算機)は持ち込みではなく貸与のため、必ずしも購入する必要はありません。もっとも、不安材料をあらかじめ一つでも払拭するといった観点では、購入して、使い方を把握しておいたほうが無難です。


まず、見た目の特徴としては、左上に「時間計算」のボタンがあるということです。ただ、測量士試験では、測量士補試験のように方位角を計算していく問題は少ないので、このボタンを使わないで終わることがほとんどでしょう。


その点、注意しなければならないのが、「√(ルート)」のボタンです。「CASIO SL-910GT」では、数字を押してから「√」を押すという電卓操作となるため、一般的な電卓操作と異なるような気がします。


国土地理院のホームページで公開されている各本試験問題の最後のPDFに「平方根の確認」といった電卓動作の確認項目があるため、「知らなかった」や「慣れていなかった」の言い訳は、当然、通用しません。

 

 

 

 

測量士試験の「カシオ電卓8桁手帳タイプ(SL-910GT-N)」に限ったことではありませんが、メモリー機能を使うことで、時間短縮が可能となります。


たとえば、座標法の計算過程で、プラスの数字やマイナスの数字が出てきた場合にも、メモリー機能が役立ちます。

 

 

 

 

念のため、「時間計算」の機能(60進法の計算)についてもご紹介しておきます。数字を押して「時間計算」のボタンを押すという流れで、「度(本来は、時)→分→秒」となります。


地図編集の分野の経緯度計算でも、使うまではないとも思いますが、この機能の有効活用法を知っている方は、是非、お教えください。

 

 

 

 

最後に、特に、選択№2を選ぶ場合には、8桁電卓であることを考慮しないと、若干、計算に戸惑うかもしれません。。。

 

 

【解説】

独学合格道場