日付が変わって少しは風もおさまるかと思ったが…
その気配は一向に無く、寝るのを諦めた
寝袋から出てみると気温はグンと下がっていてランタンに照らされた息が白い
薪ストに火を入れ、テント内が温まったところで、一つ片付けてはイスに座って薪ストの火を眺める
そんなことをを繰りかえしながら装備を車の中に入れてゆく
退場時間までたっぷりと時間はある
8時
昨日とは違い、実に寒い日となった
撤収は完了
時間はまだまだあるのでアプトの道を昨日とは反対の方向である、横川駅に向かって歩いてみる
舗装された廃線跡は歩きやすい
10分ほど歩くと
キャンプ場に戻ろうと峠の湯の方向を見てみると
碓氷峠の勾配がわかる鉄路
北陸新幹線が開通するまで、この急勾配を強力な電気機関車(国鉄EF63形電気機関車)が牽引し、専用の車両区もあって管理運用されていた
廃線となった現在は車両区の跡地が鉄道文化むらになっている
峠の湯が開くのは10時
朝風呂といこう
2時間ほどの長風呂のあとはお昼ごはん
妙義山を眺めながらの唐揚げ定食
大きめの唐揚げが6ケとなぜか枝豆
風呂上がりに揚げ物と枝豆なんて、ビール好きなら飲まずにはいられない組み合わせでわないか
酒は飲めないから関係無いが…
糧となった生命に敬意と感謝を込めて
いただきます
そして、
ごちそうさま(-人-)
少し仮眠を取らせてもらってから帰ろう
了




