アメリカの自動車業界には


『25年ルール』


というのがある


製造から25年経てばクラシックカーとなり、現行の法律の縛りを受けなくなる


アメリカの自動車愛好家の中には、日本車好きがかなりの数存在する


その先鞭となったのは


ニッサン フェアレディZ S30



1970年代

日本からやってきたロングノーズ、ショートデッキのスポーツカーは瞬く間にアメリカの若者の心を掴んだ



時は流れ、21世紀

再び日本車に注目が集まる


キッカケはプレイステーションのゲームソフト

グランツーリスモ


と、


映画

ワイルドスピード


両作ともに日本車が活躍している


特にワイルドスピードの出演車であるトヨタスープラやニッサンスカイラインGT-Rは、出演者のポール・ウォーカーがプライベートでも所有して話題ともなった




冒頭での『25年ルール』で、ニッサンスカイラインGT-R BNR32の中古車価格が数年前より暴騰している



日本では車検さえ通ればハンドルが右にあろうが左にあろうが公道を走ることができるが、アメリカでは右ハンドルの車は現行法では特殊な例を除いて公道を走ることは許されていない


製造から25年経過したR32GT-Rはアメリカではクラシックカーとなり、現行法の排ガス規制も、安全基準も適用を受けず、ハンドルが右に有っても問題がなくなった


日本でのR32GT-Rの中古車価格は1千万円弱で落ち着いてきている


来年にはR34GT-Rが25年ルールが適用される




R34GT-Rの中古車価格は1千万超えは当たり前で、V-SPECという上級グレードともなると3千万で取引されている



今買っておけば、解禁される直前にアメリカに輸出すれば利益を出せる


わかっちゃあいるが、庶民には縁遠い金額なわけで…