2019/令和元年9月12日 9時

晴れていたなら、サロベツ原野の中を走っているハズだったが…

雨の中、国道40号を南下している

行先の南の空は明るい

一方でミラーに写る北の空は厚い雨雲が覆っている

幌延(ほろのべ)町で国道40号線は内陸部の名寄市へと向かう

日本海の海岸線へと向かう分岐を右折して、国道232号線を南下、天塩町で雨の降る境界線に追いつき、降ったり止んだりを繰り返す

さらに南下すると遠別町

『日本最北の水田』

という案内表示が目に入る

今なら刈入れ前で稲穂もこがね色…
雨に追われていなければ立ち寄ったところだ


いつのまにか国道232号の路面が乾いている

雨雲を追い越したようだ



遠別の市街地を抜けた先、道の駅富士見という建設工事中の道の駅でトイレ休憩

雨でだいぶ冷え、量も多い

トイレから戻ってくると雨雲に追いつかれていた

3〜4分の間で乾いていた駐車場が雨に濡れている

再び雨の中を走り出す


30分も走るとまた雨雲を追い越し、今度は青空も見えてきた


国道232号の沿線沿いは日本国有鉄道最後の廃止路線羽幌線の遺構がある


廃線となって30年以上




草に覆われ、今となっては微かに鉄路のあった面影を残すのみとなっている




雨雲の南下はこれ以上ないだろう

日も差してきた

羽幌町のセコマに立ち寄りブランチ



これにセコマオリジナルの缶コーヒー

北海道物産展とかで、セコマのオリジナル商品売ってくんねえかなあ

信州にセコマができればいいんだがムリだろうしな…





12時

雨具をしまい、ヘルメットのシールドに付いた水滴を拭き取って視界良好

出発しよう

午前中の雨に濡れた寒さがウソのように、今は暑く感じる


苫前町を過ぎ

海岸の丘の上に風力発電の風車


苫前ウィンドファームという風力発電所だ




近くには牧場があって牛が草を喰んでいた


完全に雨の心配がなくなり、




海の色も青く見える







道の駅 鰊番屋に立ち寄り休憩


北海道という名を考案した、松浦武四郎翁の銅像がある


伊勢出身で身長は145cmほどの小柄な人だったという

羅臼には松浦翁の野営したとされる洞窟があったのだが、立ち入り禁止になっていて写真は撮れなかった


小学生数人と引率の先生が海岸でお昼を食べていた

遠足?

いわゆる分校の児童なのだろうか?



とても良い笑顔だ


見ているこっちまでほっこりする







信州では見られないからな海は…



見て、感じておこう