ごはんを食べたあとはキャンプ場に隣接する湖心荘という宿で入浴(料金は500円)

首や手首等を伸ばし、縮めて疲れをほぐす

さっぱりしたところで、

キャンプと言えばファイヤーだ



舞い上がる火の粉の先に星空を期待したのだが、あいにくの曇り空

揺れる炎を眺めているうちに眠くなってきたので寝袋に潜り込む


深夜、フライシートになにか落ちる音と尿意に目を開ける

ヘッドライトを点けてフライシートを見ると細かな水滴


雲が雨を落としながら通過したようだ


トイレを済ませ、夜空を見上げてみると相変わらずの曇り空

再び寝袋の中に潜り込む



2019/令和元年9月8日

午前5時

屈斜路湖は濃霧



早朝の散歩に出てみる


ここのキャンプ場はルールさえ守ればペットも大丈夫







空は明るい


どうやら晴れのようだ


近くに、




という混浴の露天風呂がある

ここはひとつ朝温泉でひとっ風呂…と、思っていたが…


先客がいて、しかもヌード撮影をしている

モデルさんは長くてサラサラの髪に、見るからにすべすべしてそうな白い肌

表情も花の咲いたような笑顔からもの憂げな表情まで…

見とれてしまった…

温泉には入りたいが、この状況は経験したことがない…

ためらっているところへ、この温泉の朝風呂を(おそらく)日課にしている地元の爺ちゃん達は、お構いなしに温泉に浸かる


北海道をバイクで旅するという非日常の中に、さらに目の前でヌード撮影という非日常が重なり、とても朝風呂などと言っている状況ではない

これで温泉に入ったら間違いなく倒れる…

散歩を続けよう



旅の道中唯一参拝した神社



由緒書きがなく、賽銭箱もない

いちおう二礼二拍手一礼し、これからの道中の無事を見守ってくれるよう挨拶してテントにもどる







撤収を続けている間に霧も晴れ







霧の向こうに、湖の中にある島では国内最大の“中島”がうっすら見える

ちなみに、屈斜路湖は日本最大のカルデラ地形でもある



涼しかったのも霧が覆っているまでだった

霧が晴れてからの気温の上昇は夏のそれだ


今日も暑くなりそうだ



さてと、ツーリングを再開しますか