1945年のこの日、第二次世界大戦が終了しました。



かつて、家族を守る為に戦場で露と消えた者達がいた


敵とはいえ殺したくもない者達を殺し、戦友の死を見つめ、乾ききった哀しみの中で散華していった者達がいた



表向きは、


「天皇陛下万歳」


「お国のため」



本音は死にたくないに決まっている



特攻隊員の遺書を何通か読んだことがある…


検閲が入るから本音は書けない


行間から家族を残す無念さや、命令の理不尽さへの憤り…


様々な思いを呑み込み散っていった




出撃する前に終戦となり、生き残った元特攻隊員や、運良く戦場から復員した傷痍軍人に待っていたのは、180度価値観の変わった民衆だった



戦中は軍の理不尽に、戦後は民衆の理不尽に打ちのめされ、道を外れた人や、まともに働けずに物乞いになった人達もいた


過酷な戦後だ

生地獄と言ってもいい




戦争孤児にも過酷な戦後だった


誰にも余裕なんてない

自分達が生き残るのが最優先だ

見て見ぬフリをする


追い払う


そうせざるを得ない




戦後の都市部の食糧難は孤児達を直撃した


飽食の現在からは考えられない理由で数多の戦争孤児達が生命を落とした


国同士の始めた戦争で大人達が、戦争が終わってからは孤児となった子供達が…


戦争さえなければ、亡くなることの無い生命だった



あれから72年が経過した


日本は世界のどの国とも戦争はしていない


いや、アメリカに加担している以上、そんな事は通用しない


事実、東アジアの某三国は日本を敵とみなし、戦争すら辞さない挑発や、領海への侵入を繰り返している



戦争は百害あって一利なし



72年前にそう学んだハズなのに…





せめて祈ろう


鎮魂と未来の為に




どうか戦争を必要としない世になりますように…










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