富山県警のヘリだろうか?
室堂周辺を旋回すると富山市街地方向へと飛び去った
示威行動なのか?





ターミナル中の人の波を掻き分け、大観峰へと出発するトロリーバスに乗る

「行き」の時は余裕がなかったが、帰りは余裕がある

日本でトロリーバスが運行しているのは二ヶ所

そのどちらも立山黒部アルペンルートの中にある 

長野県大町市の扇沢から黒部湖までの関電トンネルトロリーバスと、室堂平ターミナル駅から大観峰駅までの立山トンネルトロリーバスだ

バスの車両に外部から電力を取り入れモーターで走る無軌条電車線
見た目はバスなのに法律上では電車になり、運転士の免許も大型二種免許と動力車操縦者運転免許が必要となる

なので発着場所は「バス停」ではなく、「駅」なのだ



立山黒部アルペンルートの元の計画は、全線を自動車道にする予定であった 
環境保護団体からの反対もあり、大観峰から黒部湖駅はロープウェイと地下ケーブルカーに変更して現在のアルペンルートとなった
 

関電トンネルの破砕帯ほど有名ではないが、立山トンネルにも破砕帯があり、トンネル内を青い照明で照らしている



昭和33年(1958年)に大町トンネルが開通
 その7年後の昭和40年(1965年)に立山トンネルの掘削工事が始まった


大町トンネルは逼迫した電力事情を解消することを急務とし、80mの破砕帯を突破するのに当時の土木の叡智と最新技術を投入して7カ月


大町トンネルが破砕帯に遭遇してから10年の時間は、掘削技術の向上に貢献したはずだ
が、安全衛生も考慮しなければならなかったのだろう

立山トンネルは50mの破砕帯を突破するのに1年の時間を要した

現場の安全を最優先した結果だと思う


黒四ダム建築に際して殉職された171名の方々のためにも、人命は最優先されなければならない…




帰りの黒部湖駅では、展望台へ上る220段の階段
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展望台からの黒部ダム
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観光放流の時の映像、画像はここから撮影されているのかな?


朝見た水晶岳方面を望む
黒部湖に差し込む影が富山側に変わっている
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破砕帯からの湧水を飲むこともできる
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柄の曲がった柄杓は、いったいどれだけの時間と何人の喉を潤したのだろう?

黒部湖駅では、故石原裕次郎氏の記念プレート
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『生涯 心残る 
日となることであろう』

と、刻まれている


行きは時間も余裕も無くて撮影できなかった扇沢駅

現行のトロリーバスは三代目
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今は除雪が進んでいると思う
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来年は穏やかな気持ちで行きたいが…

このまま外国人観光客が増える限りはムリかなぁ