松本サリン事件のあった日であると共に、日本のマスコミがクズであると世界に知らしめた記念すべき情けない日だ


サリンはドイツが1902年に合成に成功し、以降ナチスが国家予算を投じて開発した有機リン系の化学兵器だ

第一通報者の自宅に有機リン系の農薬があったことから、県警の会見を受けて地元の有力紙である信濃毎日新聞や、在京の主要マスコミ各社は一斉に第一通報者を犯人に仕立て上げようとした

同じ有機リン系でも農薬を混ぜ合わせただけでサリンが作れるはずもないが、「専門家の意見」が「マスコミというフィルター」を通過することでひとり歩きを始めた

伝言ゲームと一緒だ

化学工場のようなプラントがなければ作れない


研究所なら合成できる

になり、

いつの間にか

素人でも薬品を手に入れることができれば作ることが可能

になった

化学知識の無い警察のずさんな捜査はマスコミのそんな報道もあり、8ヶ月に及ぶ間無実の人間を犯人にしようと躍起になった



そんな中、地下鉄サリン事件が起こった
坂本弁護士一家殺人事件の強制捜査がオウムに入ろうとしたとき、オウムは警察の目を違うところに向けようとあのテロ事件をおこした

その後、山梨のオウムの施設に強制捜査が入り、化学プラントを発見
教団関係者が松本サリン事件を自供

事件は終息に向かった


もし、オウムが地下鉄サリン事件をおこさなければどうなっていたのだろう…

起訴までしたのだろうか?

そしてマスコミも無実の人を犯人扱いし続けたのだろうか?


ここに信濃毎日新聞の社是を記す

1. 挙社一丸、民論代表の伝統を持す

2. 真実をたっとび、報道の公正を期す

3. 郷土に立脚、産業文化の興隆を期す


特に2

ちゃんちゃら可笑しいわ!


どこの在京キー局だったか…
事件が落ち着いて、冤罪にされかけた第一通報者を取材した番組があった

第一通報者は実行犯の一人を許すと言い、実行犯と接触した

そのときレポートしていたキー局アナウンサーは驚いた様子で言った

「許すことができるのですか?」

第一通報者は、

「私はあなた達(マスコミ)を許しています」

そう応え、アナウンサーは衝撃を受けていた


所詮マスコミは、

自浄作用のはたらかないクズ


なのだと改めて感じた

権力からタダで情報をもらい、

メディアを牛耳り、

週刊誌の特ダネに後追いする…

斜陽するのも時間の問題だろう