夏休み映画の大本命(個人的な意見)
庵野秀明氏が実写版のゴジラを監督することで話題だ
予告編では初代ゴジラをかなり意識しているのが伺える
初代は様々な制作意図が含まれていた
その最たるものは反“戦争”であり、反“核兵器”であった
初代ゴジラが東京を蹂躙するコースは、B29による東京空襲のコース
そしてゴジラそのものは核実験での産物であり、とても哀しい存在だ
今回のゴジラはハリウッド版のゴジラも含めて大きさは過去最大
そして出演者の数も膨大な数になる
東宝は庵野氏になんと言ってオファーしたのだろうか?
娯楽の花形が映画からTVに移行した時、邦画は長い低迷期に入った
一因として、映像を作り出す才能を持った者がTVの制作に流出し、配給元から映画制作の現場に“配給側の思惑を持って”派遣されてくる助監督が、監督の作りたい映像を作らせず、結果として小さくまとまった作品しか作れなくなったからだという
庵野氏に白羽の矢を立てた以上、庵野氏の意向が最大限反映されればと思う
初代ゴジラは過去日本で起きた戦争と核兵器がその制作意図として盛り込まれていた
今回のシンゴジラは、震災と原発が制作意図に含まれていると自分は思っている…
東日本大震災は、天災と人災が絡み合った最悪の厄災だった
あれから5年…
庵野氏もプロなら、その責務を果たすだろう
公開日を期待して待とうと思う