小さな子供には見えていて、大人には見えないものがある
とある商業施設の屋上駐車場にバイクを止め、晴れた空と北アルプスや、
と、思ったが目が合わない…
正確には自分よりも少し上方に目が向いている
そして満面の笑みで、
「バイバーイ!」
と手を振った
自分の眺めていた先には、山と空と雲しかなかった…
彼はなにを見ていたのだろう?
あの笑顔からして恐怖の対象ではないことはわかる
小さな子供の、
「○○を見た!」
の中に真実はあると思う(ほんの一握りかもしれないが…)
子供には見えていて、大人には見えないもの…
成長と共に見えなくなり、大人になると見えていたことすら忘れてしまうもの…
子供の特権みたいなものだろうか?
しかし、見えないものはしかたない
もしかしたら大事なことかもしれない…
けれど、どうしても見たいとも思わないし、忘れて思い出せないのにはきっと理由がある…
大人になるということは、そういったことも含めているのかもしれない

