仮面ライダークウガ

復活の仮面ライダー
20世紀の最後を飾り、なおかつ21世紀への扉を開ける作品
そして今も続いている
平成仮面ライダーシリーズの記念すべき第1作でもある

ライダーのマスクに、初めてクワガタがデザインのモチーフとされた



人々の笑顔を守るために
「宿命を背負った者」
五代雄介

しかし、その重い宿命に対して悲愴感は無い
それはエンディングに流れるテーマ曲の歌詞に符合する

バイクのアクションにトライアルの元全日本チャンピオンを起用し、圧巻のテクニックで仮面ライダーの「ライダー」部分の面目を躍如した

おそらく、もう二度と作ることのできない「仮面ライダー」

放送中に最終形態(最強フォーム)になったのは最終回のみ

ン・ダグバ・ゼバとの雪山での死闘は、お互い最終形態での決戦
どちらも無事で済むハズは無い


ダグバは人間態、クウガも変身前の五代雄介での殴り合いになった

双方、

“凄まじき力”

を封印しているのか?
それとも二人の力が拮抗し、相殺されたのか?



エピローグで雄介の関係者達が雄介を語る…
街に平穏は戻った…

それは、ダグバが倒されたことを意味する

たが、居るべきところに雄介は居ない…

相討ち?


いや、本来の雄介の居場所に戻っただけだった

遠い異国の海岸で、雄介は子供達の諍いを止め、笑顔にした


雄介は、世界のどこかでサムズアップして子供達の笑顔を守っている





同じ時系列で進むハズだった次作の

仮面ライダー アギト

放映当初、実際のセリフの中にも「未確認生命体」のワードが出てきた

企画案の中には、クウガの客演もあったのだろうかと思う



ヒーローズという漫画誌で、仮面ライダークウガが連載されている

どうやら、クウガ→アギトへの流れを15年の時を経てリメイクしているようだ

実はどんな展開になるのか楽しみにしている