山粧う
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秋の紅葉した山を、

「山が笑う」

と、言っていたラジオパーソナリティがいた
信州の秋の山は笑うんだ…
と、なんの疑問も無しに数年
ずっと良い表現だなぁと思っていた

が、どうやら違ったようだ

俳句を嗜む方から、

「春の山は笑い(山笑う)、夏の山は滴り(山滴り)、秋の山は粧い(山粧う)、冬の山は眠る(山眠る)という俳句の季語がある。その方は春と秋を勘違いされているね」

そうなんだ…
確かに春は長い冬が終わって

「やっと春だね」

と微笑みかけているようだし、
秋は紅葉でお化粧をしているようだ…