わたしは地球人Az-rider
バイクに乗りこの地域を調査している
今回は上司の家に招待された
夏休みで子供達もいて、自分を招待する意図をはかりかねている
手土産を渡した奥さんの笑顔もなんとなくだが、引きつって見える…
「今日はさ、家族の良さを徹底的に見せつけようと思ってな…」
そんなことは大きなお世話だ
「夏休みで子供達もいるのに、なんで前もって教えてくれないの?」
「頼む、アイツに家族は大事ってとこ、見せたいんだ」
ヒソヒソ話しがヒソヒソになってない…
丸聞こえだ…
奥さんになんの相談もなしに自分を連れてきたのか?
「なっ、頼むよ~」
職場では聞かない猫撫で声だ
奥さんにはそういう風に甘えるのか
「美味い料理、食べさせてやってくれよ」
結局、お昼をご馳走になった
「ママの料理美味しいねー」
「ね~」
子供達の笑顔と上司のドヤ顔…
多少腹も立つがドヤ顔も納得の料理
あり合わせで作ったとは思えない
「ど~だ~、いいもんだろう?結婚すれば、こ~~んな幸せな時間が得られるんだぞ」
いつの間やら酒が入ったようだ…
これは長くなる…
「ちゃんと聞いてるのか~?ん~~⁈」
はやくここから脱出したい
「い~か~、結婚てのはな~」
かんべんしてほしい…
このロクでもない素晴らしき世界…
缶コーヒーPOSS
