鶴ヶ城を出て向かう先は南相馬市
震災当年、ボランティアで瓦礫の除去を手伝った町だ
あれからどうなったのか
復興の様子をこの目で確認したいということもある
鶴ヶ城を出たのが11時
猪苗代湖畔にて
高そうなカメラを構え、列車の来るのを待っている撮り鉄がたくさんいた
お昼にしよう
寄ったとこは茅葺きの屋根が印象的な
いしむしろというそば店
徳川3代将軍 家光の弟、保科正之が信州高遠から山形最上、会津若松と転封になったおり、信州のそばを伝えたと言われている
通常の品書きに加え、高遠そばがあった
江戸の昔から信州伊那高遠では、大根のおろし汁に焼味噌を溶き、薬味にネギの辛さを加えたものをそばにつけて食べていた
それが一般的なそばの食べ方だった
その食べ方が会津に伝わり、高遠そばと言われていた
25年ほど前、会津から高遠を訪れた人が、大根とネギと焼き味噌の組み合わせを高遠そばと呼んでいることを伝えた
特に高遠の名を前面に出していたわけでも無かったが、かえしとだしを合わせる今の主流の食べ方に加え、焼き味噌がベースとなる食べ方を高遠でも
「高遠そば」
と呼ぶようになったとか…
もうひとつは割子そば
出雲のそばの食べ方で小分けした割子と呼ばれる器にそばつゆをかけて食べる
なぜ割子そばなのだろう…
聞こうと思ったがお店は忙しく、聞くのも憚れる…お昼時でもあり、混みだしてきた…お店を出よう
福島県は奥羽山脈と阿武隈山地が南北に走り、
西から会津地方
奥羽山脈と阿武隈山地に挟まれ、国道4号線を中心にした中通り
阿武隈山地から太平洋側を浜通りとだいたいこの三つに分けられる
長野県も広いと思ったが、福島県は長野県よりもさらに広い
都道府県別面積の1位は北海道(日本の国土面積の22%を占める)で2位は岩手県、3位が福島県で長野県は4位
会津からは、二つ大きな山越えをしないと太平洋側に出られないのだ


