黙祷

震災後のボランティアに参加した南相馬市で見た光景は、海岸線に延々と続く瓦礫、倒れている高圧送電線の鉄塔、横倒しになっている重機、ありえないところに横たわる漁船に、放射線量を伝える電光掲示板だった…
地震そのもの、津波、原発に加えて風評…
人的にも、経済的にもかつてなく折り重なる被害を目の当たりにし、
「本当に復興できるのか？」
が、初めてボランティアに参加した時の正直な感想だった

復興庁が2月27日に更新した避難生活を送っている人の数は約22万9千人
長野県松本市の人口が約24万2千人…
例えるなら、松本市の人口の9割が本来の生活を送れていないということになる
最近になって予算も適切かつ充分に使われていない事実も判明…

何処かでなにかが滞り、復興は未だ道半ば

歩みは遅くとも、着実に進んでいると信じたい

GWは東北を旅して、微々たるものながらお金を使おうと思う

きっと復興の一助になる

震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げ、黙祷いたします