アルコール性肝硬変 | 彼方此方其方退け

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テキトーな日常

・アルコール性肝硬変 
 
(原因)  
慢性肝炎が進行し、
重度の肝細胞の破壊が起こり、
肝臓全体が線維に覆われ肝硬変となります。
 
このようなアルコール性肝障害の状態になると2度と回復することはありません。
 
アルコール性肝障害になってもアルコール性肝硬変になるのだけは防ぐようにしましょう。 
 
 
(症状) 
肝臓には代償能力という
まだ壊死していない細胞で壊死したぶんの機能を補う能力が備わっているため、
肝硬変が初期の場合はほとんど症状がありません。 
この状態を代償性肝硬変と言います。
しかしさらにアルコール性肝障害が進行すると次第に症状が出始める非代償肝硬変になります。
 
この状態では
手掌紅班、
腹水、 
浮腫、
乳房の女性化、
発熱、
月経異常などの症状が出ます。
 
 
昔はここまでのアルコール性肝障害がでると5年生存率は5割以下でしたが、
現在は8割を越えてきています。  
 
 
肝硬変は軽度ならば慢性肝炎に改善できますが、
重度になると肝がんを発症する可能性が高まります。
 
つまりアルコール性肝障害は肝がんの入り口なのです。 
 
 
 
・アルコール性肝障害の予防と治療 
 
アルコール性肝障害を防ぐには週に2日、
お酒を休みにすると効果的といわれています。
 
アルコール性肝障害の治療法としては禁酒できるかが大きなポイントとなるわけです。
 
軽度なうちはそれでずいぶんアルコール性肝障害はよくなります。
 
 
また女性は男性に比べてアルコール性肝障害になる可能性が高いといわれています。
 
一説によると、
アルコールの摂取量が男性の半分でも女性はアルコール性肝障害になるといわれています。 
 
今が楽しければよい、
長生きなんかしなくてもいいと思っている方、
きっと病気になったときに後悔します。
 
アルコールは楽しく、
そして健康的にいきましょう。