被ばく量、最大678ミリシーベルト=東電2社員、限度2倍以上―福島第1原発 | 彼方此方其方退け

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福島第1原発事故で、
東京電力は10日、
多量の内部被ばくが判明した30代と40代の男性社員2人について、
外部被ばくと合わせた総被ばく量がそれぞれ678.08ミリシーベルトと643.07ミリシーベルトだったと発表した。

厚生労働省が緊急時の特例として引き上げた限度250ミリシーベルトを2倍以上超過した。 


また、
同社は新たに、
地震発生時に3、4号機の当直長だった50代男性社員の甲状腺から895ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたことを明らかにした。

当直長も限度を超える恐れがあり、
放射線医学総合研究所(千葉市)で詳しく調べる。

3人とも健康診断の結果、
異常は見つかっていない。


 30代と40代の社員2人は
「水素爆発の直後、
マスクを着けていたか覚えていない」
と話しており、
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は
「事故直後の放射線量測定とマスク着用指示に問題があった」
と述べた。 

東電によると、
詳細評価の結果、
30代の社員が外部被ばく88.08ミリシーベルト、
内部被ばく590ミリシーベルト、
40代社員が外部103.07ミリシーベルト、
内部540ミリシーベルトと判明。

5月中の被ばく量が一部未加算で、
さらに増える恐れがあるという。 


当直長は3月11日の地震発生から同14日まで、
3、4号機中央制御室で原子炉の運転を指揮。
15日以降は、
敷地内の免震重要棟で作業を続け、
今月2日に同原発を離れた。

4月末までの外部被ばく量は110.27ミリシーベルトだった。 


社員2人も3、4号機の運転員で、
中央制御室などで勤務。
5月23日の検査で、
甲状腺からそれぞれ9760、
7690ベクレルのヨウ素131が検出され、
5月下旬に同原発を離れた後、
放医研で詳細検査をしていた。






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