ライターの二木 崇さんがお亡くなりになられた

数々の作品のレビュー、ライナーノーツなどから多くのことを学んだ

そして今回ロマンのテーマを聴いて頂いたところ
ファイルレコードに連絡を頂き
原稿を書きたいと言って頂いて
Flyer用の原稿をお願いすることになったんです
驚くとともにすごくうれしかった

とんちが効いた愛のある原稿

これを読んでさらにめちゃくちゃうれしかった

会ってお礼が
言いたかったです


ありがとうございました

僕らガンガンいったります


エムラスタ ROMANCREW



ここにその原稿を。

「素敵なロマンをありがとう。このアルバムは約束手形です」
などと“U作”、つまりアナログな風呂好きのKUDO俊作ちゃんなら言うかな?→言うとも!。
なんて、ご冗談を。いや、本気ですとも!ピカッピカなスタンド・マイクを従えて「黒・白・黄」色の信号を無視することなく、デジタル数字のサイクロンにも負けず向かい風を浴びながら虹の交差点に立つ(トルコ・アイスばりに伸びる影に注目)、スーパークロイ絶滅危惧種=ROMANCREWは、そのライターの火が一際デカい2.5枚目のヒーローよろしく、ハット&スーツにトランクス、いや半裸の言葉たちを絞り出し、リリック、ライミングは2の次で、違うか(むしろその逆だ!)・・・新感覚を提唱すべく様々なオーラルTECHやトンチを駆使しての絶妙なシンフォニー、つまり、声、スタイル、キャラの異なる程よくファットでソウルフルな3本線の”味の掛け算”で聴かせてくれる(スープとパスタ、混ぜると不思議!そのココロは?)。
Me(俺)シュラン認定5つ星Breakをヌキの美学と時代の角度に基づき操る、外仕事でも多忙な丸坊主のALI-KICKと、前作よりトラックメイカーとしての才能も開花させ、R.O印に注入しているターンテー房の管理人=DJ TOKNOWの2人が生み出す「(歌い手、言葉が)スウィングしなきゃ意味が無い!」というサウンド・プロダクションの響き、その黄金比すら確立された感のあるこの3枚目は、天郷2号の2011倍の試行錯誤(NikiLeaks調べ)を経ただけあるデラFRESHでスーパー・タイトなアルバムだ。まさにチェンジなし、1&Onlyの完成度。
聴くほどに頭と体を喜ばせる、岸モーニング子も「Oiしゅうございます!」と言うに違いないヘルシーさで、『最もRO-MAN-TICな遊戯』を求めてやまないロマニーズの渇きを潤すaka溜飲が下がるイヴニング・レスキュー(来るべき未来との対話もアリ)。ナニワともあれ、ここには浪漫が溢れてILL。お楽しみあれ!

2011年2月 二木崇(D-ST.ENT)