8月19日19:19 に153が旅立って行った。
猫のお山に帰って行ってしまった。
思いというか、溜まっていたものを吐き出そうと思う。
記録。
2019年5月に小樽からやってきて、事故で顔面を負傷しているのかと思ったら産まれつきだった。
昔取った杵柄のゾンデで強制投与が出来たおかげで、ミルクを飲ませる事ができた。
給餌のたびに殺してしまうのでは無いかと怯えながら、少しずつ体重を増やして行った。
一か八かの避妊手術を乗り越えて、うちの猫達に可愛がられていた。
うちの猫たちの周りをくるくる回って遊び、喧嘩をしていれば仲裁に入って巻き込まれて転がって、
少し傾いた頭で、弱い足を軸にやっぱりくるくるまわる。
私の生活と153の命は思いの外深く結び付いていて、全ての予定は153の食事中心に回っていた。
痙攣の発作を頻繁に起こすようになっていて、薬を処方されていたが、しばらく薬を飲んでいると治ってしまうので治ったのもだと思って薬を辞めてしまったりしていた。
死ぬ死ぬと言葉に出す割に、本当に死ぬとは思っていなかったのかもしれない。
日曜日の夜に、今までに無い震え方をしていて、瞳孔も開いていた。
今回こそは死んでしまうのでは無いかと思った。
でも、ご飯が遅くなったからかな。と、逃避した。
ご飯後、起き上がって歩いていたのでご飯遅れてごめんねとか言っていた。
月曜日にシャンプーをして、ドライヤーをかけた時に毛が立たず、まるで死体を乾かしているようだと思った。
それでも、まだ、立ちあがろうとするし、いつものように復活すると信じていた。
でもうんこは固形にならず、敷布にこびりつき、変な声低い声で鳴いていた。
尿も、横になったまま移動もせず漏らしていた。
日曜の午前中に発作の薬を貰って来ていたから、かかりつけのクローバーさんの火曜の診療で大丈夫じゃ無いか。と思っていた。
どんどん起き上がらなくなり、火曜の昼に予約している猫を連れていくついでに診察を受けることにした。
念の為、と診察を受けたけれどその後どんどんおかしな鳴き方が続いて
いよいよ死ぬのかな?いや、今まで元気になってたしな?と混乱したままご飯を飲ませて、
これは本当に死んでしまうのか。?
尋常じゃない鳴き方をしてるな。とか逃避していた。
153はゴロゴロ言うのが上手で、人間も猫も好きで、でもそれに私は答えていたかな?
保護猫の寄り目と一緒に居たりして可愛がられる系の猫だった。
夕方、点滴をしてもらったけれど、やっぱりダメだった。
凄く鳴いて呼んでいたけど、作業してて、やっぱり鳴いてるなって、写真でも撮るかって見に行ったら塩梅悪い感じになってた。
体の向きを変えて、一枚写真を撮って、もう呼吸がダメになってたから動画を10秒ほど撮った。
あとで元気になると思ったからこんなところから復活。とか思ってたのに
動画を撮り終えるとほぼ同時に、凄い量の液体を吐いて呼吸が止まった。
嘘みたいに、急に
飲ませてないくらいの量の液体を吐いた。
ごめん。もっと一心に、愛情を注げなくてごめん。
153は大きな障害を持ってまで私の元に残ったのにそれを返せなくてごめん。
ホッとするかと思ったけど、驚くほど辛い。
ありがとうって、送る事ができなかった。
各所に連絡をして、ずっと思っていた通りに
体は解剖に使ってもらうことにした。
小さな体に大変なものを一身に背負って、無駄に激しく、可愛らしく、重い一生をどこかに残したかった。
もう、生まれ変わって私の元にこなくていい。
私が魂だけになったら、その時にどう思っていたか聞きたい。
私に魂があったらの話だけれど。