ワシントンが芸術的ゴール | 浦和三昧 序章

ワシントンが芸術的ゴール

[日刊スポーツ]
 元ブラジル代表の超絶テクが、浦和の勝利を決定づけた。
後半9分、FWワシントンはMF阿部のスルーパスを受けた。
右足でボールを浮かしセパハンDFを縦に抜くと、GKも巧みにかわした。
ほとんど角度のないところから右足シュート。
「あそこしか可能性はなかった」という相手DFとポストのすき間を通ったボールは、
浦和サポーターの大歓声を浴びて逆サイドネットに転がった。
「今日はセンターFWとして、ようやく勝利に貢献できた」。
11月11日の川崎戦以来1カ月、6戦ぶりのゴールに笑顔を見せた。
 楽しみにしていたミランとの対戦が実現した。
相手のエースMFカカは、ブラジル代表でともに戦った仲。
カカが代表デビューした02年1月のボリビア戦でも一緒にプレーしている。
それだけに恐さも分かる。
「彼をフリーにしてはだめ」と、決戦に向けて警戒した。
ゴール後、ユニホームの胸に輝くクラブのエンブレムを誇らしげにつかんだワシントン。
「ミランの方がプレッシャーがあるはず。楽しむよ」。エースは浦和を勝利に導くつもりだ。



 ワシントンのゴールは芸術的だった。
昨夜はサッカーの醍醐味を堪能することが出来た。

そして、ミランとの勝負が実現した。

 我々はチャレンジャーである。
だから、失うものなんて何もない。
たしかにミランのほうが、プレッシャーを感じていると思う。
木曜日の試合は、我々サポーターの出番なのではないだろうか。
完全にスタジアムをジャックし、最高のムードをつくる。
浦和の選手たちが、気持ちよくプレーできる環境を整える。
最大限、浦和レッズを楽しんで、
当たって砕けてやろうではないか。

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