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ものつくりの気付きのブログ ケアンズ移住生活

海外移住組、日本を外から見たブログ。
生業とするマクラメアクセサリ-のこと、日々の気づきのこと、世界の成り立ちのこと、この世で生き抜くヒントを一緒に探しませんか。

芸能人の情報は全く詳しくないのですが、

たまたま先日見つけた記事に

心が締め付けられるようでした。



俳優の遠野なぎこさんが

行方不明に。

遠野さんの自宅では

身元不明の遺体が

発見され、

ご本人ではないかと

報道されています。



摂食障害を患っていた遠野さんは、

勝手ながら、

同じく摂食障害を持っていた

わたしにとって、

外見的に特徴が似通っているせいか、

他人とは思えない

親近感のようなものを

感じていました。


(これは持論ですが、おそらく

摂食障害の影響で

長期的に栄養失調状態にあったことで、

身体は栄養状態の良かった人に比べて

急速に老化するようです。

それは肌や髪の状態にみてとれます。)




とはいっても、

遠野さんの活動を

チェックしたりなどは

しておらず、

どこかで元気に過ごされていることを

願っているばかりでした。



そんななかの報道で、

遠野さんが自分自身の心を

救えず、

孤立無援の状態から

抜け出せずにいるということが

悲しくてなりません。



わたしは彼女のように

幼少期からの辛い体験があったわけでは

ありませんが、

摂食障害に陥る心の闇は、

身に染みるようにわかります。


わたしの場合は幸いにも、

住む場所の変化が手伝って、

過去の人間関係を一新することで

摂食障害を克服することができましたが、

もしも日本にあのままずっと住んでいたら、

いまだに症状から抜け出せずに

いたかも知れません。

命を落としていた可能性だってあります。


遠野さんは摂食障害のほかにも

精神疾患を多数併発されていたので、

より困難な状況であったに

違いないと察しますが、

命を繋ぐか、

抜け出せぬまま葛藤し続けるかは、

本当に紙一重の違いなんだと、

やり切れない思いでいっぱいになります。




摂食障害の克服には、

長期間にわたる

忍耐が必要とされます。

脳が発信するシグナルの

仕組みを元に戻すには、

とても長い時間が

必要とされるからです。



その場しのぎの自己啓発や、

快楽への逃避、

自分の心と向き合っていない

ポジティブ思考は、

ただ問題の本質を遠ざけるだけで、

根本的な改善にはなりません。


一人で戦うには

荷が重すぎるのです。


孤独のなかでは

症状はさらに悪化し、

さらなる逃げ場を探して

心の闇はいっそう深まります。



いったい

なにから逃げているのか?



それは、

死と向き合うことです。



摂食障害って、

悲しいことに、それは

自分を否定し続ける行為です。



自分の存在を、生を否定し続け、

生きているのか、

死んでいるのかもわからない

混沌のなかを彷徨うのです。



自分と向き合えず、

生きていることも曖昧になり、

きちんと自分の危機を把握できない。

死ぬことすら自分にとって

なんの意味も持たない、

虚無の淵へと落ちる。





死と向き合うことは

実のところ、

自分の生きる意味を

見つけることなんです。

それなくしては、

本当の意味で

生きることは出来ないのです。





ニュースなどから察するに、

遠野さんの近況は

非常に孤独であったように思います。

自分の居場所を探し続け、

結果として、

見つけられぬまま

混沌のなかに、

自分を置き去りにしてしまった。



そんな遠野さんにとって、

死はどう映っていたのでしょうか。




願わくば、

すべての葛藤を諦め、

闇へと溶け込んでしまった

彼女の精神が、

ふたたび光を見いだして

自身の生へと向き合えますよう。



願ってやみません。








Mahalo 虹