私も飼いたかった犬 | 野に咲くすみれ(r-m-m-mama-2)のブログ

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 大谷選手の愛犬として一躍、時の犬になった犬種、「コーイケルホンディエ」。実はわたしも飼いたいと思ったことがありました。こういう風な話題になる前、今から5年以上前です。そう、今の愛犬を飼う前、何の犬を飼おうか迷っていたころです。

 

 最初に「コーイケルホンディエ」を知ったのはさらに5年ほど前です。先代犬の老犬ホームを探していたら、老犬ホームをされていて「コーイケルホンディエ」のブリーダーもされているところがありました。遠かったのでそこにお世話にはなりませんでしたが、その時に初めて知った犬種でした。とってもかわいくて気になっていました。だから3代目のワンコを飼いたいと思ったときに、その候補に入れました。日本に100頭ほどしかいないということでなかなか手に入りにくそうでした。そういうこともあって値段ももちろん高かったです。といっても、そのころは豆柴とフレンチブルドッグが人気で、この二つの犬種のチャンピョンの子のほうがよっぽど高かったです。同じ時に同じペットショップにピレニーズもいたんですが、その3分の1の値段でした。犬の値段は大きさには全く関係がなく人気次第なので、きっと今は「コーイケルホンディエ」もさらに高騰しているでしょうね。

 

 私が「コーイケルホンディエ」を飼わなかったのはその犬種の特性からでした。犬の図鑑を見るのが趣味な私は、すぐに特性を調べました。なぜかポケットサイズの本には載っていませんでした。大きな図鑑で調べると「コーイケルホンディエ」は狩猟犬でした。水鳥犬だそうです。狩猟犬はとても運動量が多いです。しつけもしっかり入れないといけません。大の犬好きでしっかり面倒を見る夫が元気なら大丈夫だと思いましたが、夫が体調が悪いときには私が主になって面倒を見ないといけなくなるので、自信がなくて残念ながらあきらめました。結局、とっても性格がよくて、大きくてもとても飼いやすかった先代ピレニーズのイメージが強すぎて、またピレニーズに決まりました。ピレニーズは狩猟犬や牧羊犬に比べたら運動量は少ないんです。ただ、大きすぎる大変さはもちろんとてもあります。それでも、何よりうちの家族は大きい犬が好きなんです。でも性格は一頭ずつ違うので、次も飼いやすいとは限らないということを痛感させられましたが。犬を飼うときは、次の子ジンクスというのがあるそうです。最初の子がとってもいい子で飼いやすかったのでまた同じ犬種にすると、なぜか次はやんちゃで困ってる人が多いと。逆に最初がやんちゃだと次はおとなしい子が来ると。何人かのトレーナーさんが同じことを言われていました。面白いなあと思ったんですが、よく考えると、最初がやんちゃだった人は、2頭目はみんないい子に思えるのかもしれませんね。対応も上手になっているでしょうし。

 

 「いらないと言われたグレートピレニーズ」という記事をネット見てちょっと怒りでいっぱいになりました。グレートピレニーズの散歩をしていたら、知らない人から「飼いきれなくなったのがいて、それと同じ犬なんだ。タダで持ってきなよ」って言われたそうです。屋根のない雨ざらしの犬舎、うんちだらけの床、カビの生えた水入れ。毛玉だらけで名前もない大きな犬。でもとっても人懐こくて、そのあまりの環境の悪さに置いてくることができなかったと。「この暑い夏を生き延びてくれてありがとう」って言って連れて帰ってきたそうです。大きくなることも、お金がかかることもわかっていたんじゃないの、なぜ飼ったのって、可愛そうで悔しくて、涙が止まりませんでした。

 

 買うことと飼うことは違います。ペットブームで犬を飼う人が増えたのに比例して、捨て犬が増えているそうです。うんちやおしっこが汚いと言って2週間で捨てた人もいるとか。「コーイケルホンディエ」も他の犬も、一時のブームで買われることがないようにと思います。