久々の外国為替カスタマー・ディーラー: 1991年10月-1 | 生き方を真剣に考える

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ミャンマーのアウンサン スーチーにノーベル平和賞。カンボジア和平に関するパリ協定調印。いしい ひさいち氏の4コマ漫画『となりのやまだ君』が朝日新聞朝刊で連載開始。海部俊樹首相、退陣表明。自民党総裁選挙、宮澤喜一が渡辺美智雄・三塚博の両名を破り当選。札幌テレビ放送(STV)、夕方のローカルワイド番組『どさんこワイド120』が放送開始。秋篠宮紀子さまが長女をご出産。

(本文中の社名・人名はすべて仮名)

 

月初に発表された係替えで、カスタマー・ディーラーへと部内異動となった。金融先物取次業も2年3ヶ月を経てついに終わりの時が来た。

 

カスタマー・ディーラーは簡単に言うと為替売買の営業部門で、証券会社、保険会社、メーカー、商社等の為替売買を受注して手数料を頂くという仕事。同時に全国営業店からの為替予約なども受け付ける。まだ電子メールは全く普及しておらず、売買など取引のほとんどは電話によるものだった。

 

この時にはかつて外貨金利ディーラーだった谷田川さんがベテランのリーダーとしてデスクを切り回していた。大柄で一見怖いイメージだが、実は気配りが細やかな人だ。

 

私にとってカスタマー・ディーラーは2年以上ぶりの復帰で不慣れなことが多かったが、谷田川さんにはずいぶん助けていただいた。また先輩の的尾さん、同期の綱取がチーム・メンバーとしてサポートしてくれた。

 

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