協和と埼玉の合併が示唆するもの: 1991年4月-2 | 生き方を真剣に考える

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銀行に勤める者として驚いたのは、この月に協和銀行と埼玉銀行が合併し、協和埼玉銀行となったことだ。当時の都市銀行は、第一勧業銀行、三井銀行、富士銀行、三菱銀行、協和銀行、埼玉銀行、三和銀行、住友銀行、大和銀行、東海銀行、北海道拓殖銀行、太陽神戸銀行、東京銀行の13行体制だった。

 

協和銀行と埼玉銀行はいずれも中堅都市銀行であり、埼玉県に主要な営業基盤を有するとはいえ、あえて合併する緊急性と必要性はないように思われた。協和と埼玉が一緒にならないといけないとすれば、それ以外の中小規模の銀行はどうなってしまうのか。銀行もいずれ経営危機を迎えるのか? ―― それがこの時の率直な疑問だった。今から振り返れば、この合併はその後の都市銀行大合併の序章にすぎなかった。

 

1991年はまだバブル崩壊が始まったばかりだ。その後、各都市銀行は大量の不良債権を抱えて単独では生き残れなくなり、場合によっては財閥や系列の枠組みを超えて合併に突き進んだ。つまりバブル崩壊が日本の金融業界の基盤を根底から覆したということだ。それは多くの金融関係者の人生を変えた。

 

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