目がくらむヘッドライトで事故多発:警察は放置 | 生き方を真剣に考える

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自動車の規制において、目がくらむようなヘッドライトの使用は禁止されています。ところがこの2年間、デリー警察は1枚たりとも違反切符を発行したことがありません。驚くことにデリー警察自らが「夜間交通事故の10分の1は対向車ヘッドライトの過度なまぶしさにあった」と報告しています。

デリー自動車規則によれば、「運転者は目がくらむようなヘッドライトの光により他者を危険にさらしてはならない」と定められています。また中央自動車規則では、「ヘッドライトは他者の目がくらまないように下方に向けなくてはならない」との規定があります。

そんな規則はどこ吹く風で、デリーの運転者たちはギラギラのヘッドライトを愛用しています。自動車事故の専門家によると、ひき逃げの5-6% はまぶし過ぎるライトのせいだとのこと。「そんな明るすぎるライトは市街地ではほとんど役に立っていない」と道路交通の専門家。

諸外国でも高輝度ヘッドライトは問題となっています。イギリスではHID (High Intensity Discharge, 高輝度放電ランプ) の使用は法律で禁止されています。ドバイではHIDは国際規格の範囲内で使用が認められています。また中国ではHIDのハイ・ビームは禁止で、南部では違反者が1分間ライトを見続けるという罰則があります。

私はインドで運転をしたことがないのでドライバーとしての実体験はないのですが、他者への配慮はあまりないという国柄からすると、この問題は「さもありなん」です。周りから色々な迷惑が無遠慮に降りかかってきて、腹を立てながらも折り合いをつけて生きていくのがインドという国だと思います。

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