カースト不可触民の暴動で9人死亡 | 生き方を真剣に考える

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またもダリットが暴動を起こし、3日までに少なくとも9人が死亡しました。ちょうどこの日にお客様に電話をしたら、「今出張中なんですが、ダリットが道路を封鎖してまして!今週中にはグルガオンに戻れないかもしれません」と、けっこう切羽詰まった様子でした。

そもそもダリットとは、不可触民として知られる最底辺カーストの一つの呼称です。彼らには被差別階級として、公務員採用や大学入試で一定の優遇枠が認められています。この優遇が不十分だとして、年に数回はインド北西部を中心に暴動を起こしています。

暴動ですからいったん始まると色々なことが起こります。今回目撃されたのは、放火、公共施設の破壊、列車の運行妨害、高速道路の封鎖、バスの破壊、自動車の放火など。2月のインド北部ハリヤナ州の暴動では少なくとも10人の女性がレイプされました。

道が塞がれたがために急病の高齢者や幼児が病院にたどり着けず、亡くなった事例もこの記事には掲載されています。暴動が許しがたい行為であることは言うまでもありません。一方、インドという世界最大の民主国家が未だに不可触民という身分を暗黙のうちに認めているのは、どういうことなのでしょうか。

いわゆるインド版の士農工商のような、バラモン・クシャトリヤ・ヴァイシャ・シュードラという身分差は外国人にはほとんど窺い知ることができません。しかし、それは今も厳然と存在しています。もちろん、ダリットなどの不可触民への差別もです。ここに、この国のやり切れない現実があります。

 

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