和式は悪で洋式は善か?:トイレ事情 | 生き方を真剣に考える

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日本では東京オリンピックで数千万人の外国人旅行客を迎えるのに備えて、不人気な「しゃがみ型トイレ」を洋式トイレに入れ替える大々的な取り組みを始めました。観光客に人気のスポット4,000ヶ所のうち約4割は「しゃがみ型トイレ」です。政府は入れ替え費用の3分の1を助成する考え。

TOTO 社の調査によると来日外国人のうち8割は洋式トイレを好み、「和式トイレの使い方がわからない」「和式は不衛生」と不満を言う旅行客もいるとのこと。

 

ところで、やはり物事は色々な角度から見ないといけません。

20168月にオーストラリアの税務当局は「しゃがみ型トイレ」2基の設置を発表しました。これは職員の5分の1以上がオーストラリア以外の出身者となったためです。

「しゃがみ型トイレ」愛好者は、これはむしろ洋式トイレより排泄が清潔でスムーズにできると考えています。一方、多くの西洋人は便器に腰掛けられないことで恐怖を感じています。

ウェスタン・シドニー大学の胃腸科専門医ビンセント・ホー氏は「しゃがみ型トイレ」の利点を以下のように明らかにしています。すなわち、

 

■洋式トイレが一般的になったのは19世紀から。それも西洋社会のことで、新興国では今も「しゃがみ型トイレ」が好まれている。

■便座に座る洋式よりも「しゃがみ型トイレ」の方が直腸~肛門の曲がり角度が緩やかで、肛門の筋肉がよりリラックスし、排泄物がストレートに出やすい。

 

とのことです。

 

イスラエルのドヴ・スィキロヴ氏が健康な男女28人を対象に行なった調査では、排泄に要した時間は「しゃがみ型トイレ」が洋式トイレの半分以下で、しかも多くの人が「スムーズに出た」と回答しています。

 

私の今の生活では洋式トイレを使うことが大半ですが、子供の頃から青年期まではほぼ和式でした。「あの頃は足腰が強かった」とたまに懐かしく思います。和式も洋式も各々に良いところがあります。オリンピックに向けて和式が駆逐されていくことが、諸外国の目や歴史の流れからして必ずしも良いことではありません。偏らない目を持つことが求められます。

 

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