グルガオンでの車の増加に歯止めがかかりません。人口当たりの車所有者数は、かつて最大と言われていたデリーの3倍に。政府の中央汚染管理会議 (CPCB) は、グルガオンをインド主要 26 都市の中で最も汚染された都市と判定しました。
自動車の登録台数は 2008年から 2015年までの間で 3.5倍以上に増加しました。汚染物質 PM2.5 の計測値は434マイクログラム/㎥ (基準値の上限は 60) に至ったこともあり、CPCB によればこれは「悪い」を超えて「深刻」の汚染レベルとなります。
車が多いこと、みんな通勤に車を使うことが大気汚染の元凶です。原因が明確ですから、自動車登録や車通勤を制限する施策を取れば良いようなものですが、今のところそういう話は聞こえてきません。
2016年1月にデリーで、車両ナンバーの下一桁が奇数が偶数かにより市内への乗り入れを制限したことがありました。その実効性が検証されなかったのか、よほど市民から不評だったのか、今年はこの規制は行なわれない模様です。
近年は首都デリー地区で大気汚染が原因と思われる呼吸器疾患が増加しています。日本人駐在員の家族も喘息や気管支炎の悪化により、任期途中で日本に帰る人もいると聞いています。早いうちに取るべき対策を取っていかないと、インドの都市部に住む人たちの健康は蝕まれるばかりです。
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