暴行されるアフリカ人 | 生き方を真剣に考える

生き方を真剣に考える

名言・インド・七転び八起き等をテーマに、生き方を真剣に考えてみます。何かのお役に立てれば幸いです。!(^^)!

ノイダ(*1)という地名をこれまで耳にしたことがあるかもしれませんが、これはデリー近郊の衛星都市で多くの日系企業が進出しています。ここには有名大学など多数の教育機関が所在しており6000人以上のアフリカ人が生活しています。このアフリカ人たちと現地のインド人の折り合いが悪く、それが背景となり今回の事件が起こりました。

16歳のインド人が薬物過剰摂取の疑いで死亡。地元住民は一斉に5人のナイジェリア人に疑いの目を向けます。警察はいったん5人を拘束するものの証拠不十分で釈放。彼らが抗議集会を開いていた住民に見つかり、多数のアフリカ人が襲撃されるという暴動に発展しました。

以前からノイダのアフリカ人は、公衆の面前での飲酒・薬物使用・大音量の音楽・粗暴な振る舞いにより、現地インド人からは非難されていました。

インド人による在印アフリカ人に対する暴行は、私がインドに来てから新聞報道でたびたび目にしてきたところです。いわゆるカーストによる差別は法的にはなくなったとはいえ事実上は厳然と残っており、そのあたりの区別・差別の意識がこうした事件の背景にあると思われます。

日本人も「イエロー」「ジャップ」と呼称されることがあると聞きます。国や人種による差別は、どこの国にもあるようです。ひるがえって、母国日本ではインド人にどのように接しているのか。異質な人たちという見方で、どことなく距離を置いて接している人が多かった気がします。

どの国の人同士にせよ、偏見を持たずに積極的にコミュニケーションをとり、人と人として相互に理解し合うことが何よりも重要です。

*1 NOIDA: New Okhla Industrial Development Authority

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