勤務先があるサイバーシティーは外資系企業などが集積するオフィス街です。高層ビルが立ち並び、おそらくデリー近郊で最も先進的なオフィス街なのですが、野犬は何十頭も当たり前のように寝ています。
怖いのは狂犬病(※)です。咬みつかれたらアウトですから、できるだけ距離をとって刺激しないように歩くしかありません。しかし人によっては、なでたりエサをやったりしています。勇気があるのか無知なのか。私は絶対にやりませんが。
日本では感染が認められた犬は殺処分されます。インドではそれほど厳格には処分されていません。最近は野犬に必要な治療や予防をほどこして、ペットにする家庭が増えています。狂犬病の心配がなくなれば、ペットにしても何ら差し支えないですからね。
野犬以外にも、野牛や野豚が人間と生活環境を共有しています。彼らを町から追い出そうという発想は、うかがえません。動物と人間の共生が当たり前だと考える人々に、インドの精神文化の深さを感じます。
※ インドの狂犬病: ウィキペディアから引用
インドは約30,000人と世界で最も狂犬病による死者が多く、ワクチンによる治療を受ける人も年間で100万人に上る。インド国内での動物咬傷事故の90%以上はイヌ(その大部分は野犬)によるもので、主なウイルス保有宿主もイヌだが、サル、ウシ、ウマ、ネコ、ヤギ、ネズミ、ウサギなどからもウイルスが分離されている。
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