名言:「自制心」とは、好むと好まざるにかかわらず、 | 生き方を真剣に考える

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「自制心」とは、好むと好まざるにかかわらず、しかるべきときにしかるべきことを、自分にやらせる能力のこと。

ー  エルバート ハバート

略歴:アメリカの思想家、作家、教育者、講演家。出版社「ロイクロフターズ」の創設者。主な著書に「簡単な人生 楽しく、らくに、単純に生きる」など。


私たちには、やらなくてはならないことがあります。それは、嫌いならやらなくても良いというものではありません。ですから、嫌だとか、やりたくないという気持ちであっても、自分に厳しくして実行することです。それがまさに、自制心というものです。

友達や同僚と飲んでいて運動の話題になると「まったく何もしていない」という人が意外と多いのに驚きます。若いうちならともかく、中高年になると体力は右肩下がりで年々衰えていきます。使わない機能が衰えるというのは古今東西の真理でしょう。かつて数週間入院したことがありますが、退院の時に足がふらついたことを今でも覚えています。
日々に体を動かすというのは、人間を生き物として考えれば当たり前の状態です。原始時代に狩猟や木の実の収拾で命をつないでいた時、農耕時代に土おこし・種まき・草取り・刈り取りをしていた時、体を動かさなければ生きるための食物は得られませんでした。体を動かすことは、生きるために必須のことだったのです。
そんな生き物としての人間の本質に立ち帰れば、体を動かすことが当然であり、動かさないことは本来のあり方から外れています。生き物として不自然な生き方をしていれば、病気になるのも当然です。必要な運動をせずに、必要のない過食・美食に溺れるのは、一度しかない人生を冒瀆する生き方です。まずは、しかるべきときにしかるべきことを、確実に行ないましょう。