人生は戦争なり。
ー 国木田独歩
略歴:小説家、ジャーナリスト。『婦人画報』創刊者。熱狂的クリスチャンであるがゆえに恋人の親に猛反対され結婚できなかったことも。『画報』シリーズの編集者として活躍するが業績は浮き沈みあり。困窮生活の中、肺結核に罹り36才で死去した。
国木田独歩は自身も日清戦争に従軍記者として参加。日露戦争時は『戦場画報』を編集しました。戦争は身近で現実味のあるものだったのでしょう。独歩自身の人生も、2度の結婚、破産、貧困などの連続で、まさに戦争のような一生だったようです。
今の日本では武力衝突という意味での戦争は、起こる可能性は低いでしょう。しかし、ビジネス、就職、教育などの世界では日々に厳しい競争が行われています。私はリスク・マネジメントの業界にいますが、競争の激しい世界です。
ビジネスにおいての競争は、お客様に「いかに競争相手よりも高く評価していただくか」の戦いです。いわば間接的な戦いで、競争相手と直接戈を交えることはありません。しかし、戦いに敗れれば収入を失い、場合によっては降格・左遷、会社の破綻ということになりかねません。
私は勤務先の破綻を経験しましたが、破綻は社員とその家族の人生をガラリと変えるものです。破綻以後の人生は今にして思えば戦争そのものでした。生き残りのための資格取得や語学学習など、必死でしたね。どうにか、ここまで生き延びてきました。
私が尊敬する山本五十六さんの座右の銘は「常在戦場」でした。空調が効いたオフィスにいても、その場が戦場です。敵は競合他社の場合も、隣のデスクに座っている同僚の場合もありましょう。生きていくというのは生易しいものではありません。油断をしていたら、全てを失うことになりかねません。
「人生は戦争なり。」の言葉を折にふれて思い出したいものです。
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