あなたの中には表現されるのを待っている、力強い天才がひそんでいる。それは教育やしつけでは抑えつけられなかった力だ。
ー ジョージ オーソン ウェルズ
略歴:ハリウッドを代表する映画監督、脚本家、俳優。子供時代の彼は詩、漫画、演劇に才能を発揮する天才児。ただし、傍若無人で人間関係に問題があった。
演劇『マクベス』の演出で大成功。ラジオドラマ『宇宙戦争』では本物のニュースと間違えられ、パニックを引き起こした。
子供の頃から天才ぶりを発揮したオーソン ウェルズでしたが、周囲との軋轢には何かと苦労したことでしょう。ラジオドラマで本当にパニックを引き起こしてしまうとは、すごい才能だと思います。
ここで、「教育やしつけでは抑えつけられなかった力だ。」と言っているのが興味深いです。ウェルズ自身が相当、先生や親に押さえつけられた経験から出た言葉でしょう。どうも、常識の枠には収まらない人物だったようです。
教育や躾は当然ながらメリット・デメリットがありますね。それはある意味で、「枠にはめる」ことです。常識や良識を身につけさせ、それからはみ出す行動をさせない。それにより子供達は周囲と衝突することが少なくなり、スムーズに社会生活を営むことができます。これは明らかにメリットです。
反面、常識的な行動しかできないとなると、ある意味で「面白みのない人間」となる可能性がありますね。日本人は周囲との調和を重視する傾向にあります。「出る杭は打たれる」という言葉もあります。これが行き過ぎると、デメリットになりますね。常識を打破しなければ、画期的なイノベーションは生まれません。世界を席巻している Twitter や Facebook はいずれもアメリカから生まれました。なぜ、日本からはこうした革新的なものが生まれにくいのでしょうか。
気がつかないかもしれませんが、私達一人一人にも「力強い天才」が潜んでいると思います。オーソン ウェルズもエジソンも、同じ人間です。脳はその数%しか使用されていないと言われますよね。常識の枠を少し広げたら、今まで気づいていなかったワクワクする世界が見えてくるのではないでしょうか?
常識の枠を広げるために私が心がけているのは、「自分以外の人の立場で考えてみる」ということです。消費税が上がるとなると、その対応につき「小売業者は?」「メーカーは?」「年金生活者は?」「富裕層は?」「子育て世帯は?」と。立場が変われば対応も行動も異なります。そのように考えを巡らすことは楽しいですし、思いも寄らない視点に辿り着くことも多々あります。
明日は少しだけ、常識の枠からはみ出してみてください。
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