ルノワールとセザンヌ
性格も画風も異なる2人ですが、ともに南プロヴァンスで作品を描き家族ぐるみの付き合いがあったことはあまり知られていないそうです。
うん、知らなかったよ。
本展は、パリのオランジュリー美術館が企画した世界巡回展で、日本では三菱一号館美術館が会場となっています。
同じような主題で描かれたルノワールとセザンヌの絵が並べて展示され、見ごたえのある展覧会でした。
〈花瓶の花〉ルノワール
これ、のっけからいきなりやられました。
最近、花瓶に生けた花の絵がすごく好きで、このルノワールにはノックアウトされました。
しばし呆然。
〈青い花瓶〉セザンヌ
セザンヌのほうはそっけなさが魅力。
わたしもそっけない女です。
〈砂糖壺とりんご〉/〈桃〉
こんな感じで並べて展示されてます。
〈雪景色〉ルノワール
ルノワールは寒いの苦手だったんだって
〈田舎道〉セザンヌ
〈舟と水浴する人々〉セザンヌ
分割された後につなぎ合わされた3枚で構成されているそうです。
横長です。
〈海景 ガンジー島〉ルノワール
印象派っぽい1枚
って、印象派か
写真だとイマイチよさがわかりませんね。
〈セザンヌ婦人の肖像〉セザンヌ
〈長い髪の浴女〉ルノワール
〈ピアノの前の少女たち〉ルノワール
うまい絵は手がうまいというのをある本で読んだことがありますが、本当に手が、指がきれい。
〈3人の浴女〉〈5人の水浴する人々〉セザンヌ
〈草上の昼食〉セザンヌ
これ、小さいんですね。
どれくらい小さいかというと
わかります?
ルノワール
セザンヌ
ルノワールのほうがロマンチックで乙女好みだと思いますが、セザンヌは現代的でかっこいい。
そういうセンスのいでたちのご婦人が見入っていました。
〈いちご〉ルノワール
つくもさんが好きそう
〈青りんごと洋梨のある静物〉セザンヌ
わたしはこっちが好み
われわれの(印象主義の)運動で一番重要な点は、絵画を主題から解放したことにあるという気がする。私は、花を描いて、それをただ「花」と呼ぶことが出来る。それに何かの物語を語らせる必要はないのだ。ーピエール=オーギュスト・ルノワール
さて
どっちがピエールでどっちがポールでしょう。
会場の三菱一号館美術館
ランチどきは70代から80代のマダムでにぎわっていました。
20年くらい前に夫が100円マック食べてるとき、ホテルのビュッフェ食べてた世代でしょうか。
「今日はもうお腹いっぱいだから夜はお豆腐でいいわね」なんて言っちゃって
いや、旦那はマックだから(笑)
「昼食は 妻がセレブで 俺セルフ」なんていうサラリーマン川柳がありましたっけ。
設計のコンドルさん
デカいです。
本日もおつき合いありがとうございます(^-^)