1893年にスペインで生まれたミロの初期から晩年まで、絵画や陶芸、彫刻など、90歳まで制作をつづけたミロの生涯をたどれる展覧会でした。
ミロといえばこんな絵
〈太陽の前の人物〉1968
ジュアン・ミロ財団、バルセロナ
「私でも描けるっしょ」という人もいるかもしれませんが、チッチッチッ
やっぱりもともとうまいんですよ。
若き日の絵も展示されていました。
〈自画像〉1919年 はちょっと平面っぽいけど、ちゃんと人間です。
それが1937-1960年に描かれた自画像になると
こんな感じ
すみません
撮影不可だったので、描いてみました。
全然違うと思います。
調子に乗って
戦禍を逃れるように欧州を転々としながら描かれた〈星座〉シリーズからは〈夜明けの明星〉〈女と鳥〉〈カタツムリの燐光の跡に導かれた夜の人物たち〉など、3点。
暗い壁面に光を当てられ、輝いて展示されていました。
幻想的でうっとりです。
アトリエ
〈にぎやかな風景〉1970
ジュアン・ミロ財団、バルセロナ
アメリカの抽象絵画に影響されたという作品
〈花火Ⅰ〉 〈花火Ⅱ〉〈花火Ⅲ〉1974
ジュアン・ミロ財団、バルセロナ
前衛書道みたいだ
〈夜の風景〉1966-1974
ジュアン・ミロ財団、バルセロナ(寄託)
〈焼かれたカンヴァス2〉1973
ジュアン・ミロ財団、バルセロナ(寄託)
何かに抗議しているかのような作品
絵画を投機の対象とする価値観への反発を示したそうです。
〈さくら通り〉は人でいっぱいだったけど、都美前は静かです。
花も見頃でした。
最近読んだ本
切ないけど、上野の光と影をしみじみと味わえます。
おつき合いありがとうございます。