円空さん、よかったです。
江戸時代の修行僧なんだそうです。
愛知、岐阜を中心に関東、北陸、北海道までをめぐり、各地に木彫りの神仏像を多数残しています。
70点以上の「円空仏」が展示されていました。
一部撮影可でした。
〈護法神立像〉高山市・千光寺
これは大きくて、2メートル以上あります。
〈両面宿儺坐像〉千光寺
棟方志功っぽい
いっぱい
三十三観音立像のうち、31体が壁いっぱいに展示されています。
眠そうな顔、困った顔、なんとなく迷っているような顔(それも深刻じゃなくて、ラーメンにしようかそばにしようか迷ってるという感じ)、沈んでる顔(これも水虫かゆいなという感じで)、ふざけた顔、おちゃめな顔・・・
円空さんの神仏像は顔の表情がとてもいいのです。
ひとつひとつ見ていくとみんな違うお顔なのですが、どれも温かみがあるというか。
木地を生かした荒っぽい削りも味わい深い。
千手観音なんかもあるんですよ。
どうやって掘ったんだろう。
生涯12万体彫ったという説もあり、現在、5000体が確認されているとか。
和歌も1700残していて、学僧でもあったそうです。
今回は期待に満ちて行ったので、ちらっと予習もしていきました。
ほんわかしたい人におすすめです。
おつき合いありがとうございます。