年齢を考えれば、いつ亡くなってもおかしくないけど、谷川さんはまだまだお元気なのではないかと、思っていました。
たくさんの詩を残した谷川さんですが、
私の心に浮かぶのは、合唱曲『信じる』です。
笑うときには大口あけて
おこるときには本気でおこる
自分にうそはつけない私
そんな私を私は信じる
はじめ、この後に続く、「信じることに理由はいらない」という一文の意味がよくわかりませんでした。
理由もなくて信じていいの?
〈信じるときに理由がいるなら、実は疑っているからではないか〉と思いついたのは最近のことです。
理由をつけて人を説得しようとする言葉にも、気をつけたほうがいい。
信じることに理由はいらない
信じることに理由はいらない
私は私を信じられるだろうか。
自分にうそをつかなければですよね。
これまた別の詩集で、最近たまたま読んだので
2011年10月14日
幻戯書房
東京で生まれ、東京でたくさんの詩を書いた谷川さんのアンソロジー。
谷川さんによる本文写真も、またいいのです。
おつき合いありがとうございます。