少し前

先月の終わりだったかな

(いや、もう先々月になってる)

 

眉誘亭さろんさんからコメントいただきまして

 

 

 

こちらをご紹介いただいたのですが、

 

図書館に所蔵がなく、文藝別冊をあさっていたら、こんなものが目にとまりまして、

 

 

青木雄二さん

 

45歳でマンガ家デビュー。

デビュー作『ナニワ金融道』が総計1300万部のベストセラーとなるも、この作品終了と同時にマンガ家廃業宣言をして、その後は単行本を執筆。

 

その数、数百冊だそうですから、エネルギッシュです。

 

公務員、キャバレーのボーイ、版下屋と、30近い職を転々としたデビューまでの濃ゆい人生もまったく知りませんでした。

 

享年58歳。

 

掲載されている未発表作品の一つは『酒場ブルース』というものです。

 

この原稿は姉に送られていました。

 

添えられた手紙には「(~略~)私の第一作です。もしも私が劇画家になったならばこれは貴重な物となるであろうから 大切に保管しておいてもらいたい。しごとから帰って毎日インスタントコーヒーをすすりながらペンを走らすきようこの頃です。次作『鉄道』に御期待下さい」とあります。

 

強烈な自負心を感じます。

 

 

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武田百合子さん

 

村松友視と川上弘美の対談がおもしろいです。

 

泰淳は当時、まだ珍しかった缶ビールを飲んでいたとか。

 

どこのメーカーかはっきりしないけど、多分アサヒだって。

 

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その後、「幸田文」も無事に発見いたしまして、
 
こちらは没後10年に発行されたものですが、内容は生誕110年に発行された増補新版とそれほど変わらないようです。
 

 

 

執筆者は、安藤鶴夫、森茉莉、遠藤周作など。

 

娘の玉さんとの対談や石川淳・大野晋・丸谷才一との座談会などもあって、盛りだくさんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おつき合いありがとうございます。