6月15日土曜日

今日の日経書評欄『リーダーの本棚』は村木厚子さんでした。

 

村木さんといえば、2009年、郵便不正事件で逮捕、のちに無罪が確定したものの、事件当初はマスコミも不正な利益を得た官僚という論調で報道していたように記憶しています。

 

冤罪で164日間も拘束される中、支えとなったのは天台宗大阿闍梨による『一日一生』だったそうです。

 

「一日が一生、と思って生きる。先のことは考えず、今日は今日のことだけ考えればいい、と気が楽になりました」と語っています。

 

「弁護団の勧めで裁判の資料を読み始め、証拠の日付の食い違いを見つけたことが、無罪判決の一歩になりました」

 

これは『名探偵コナン』のおかげだそうです。

 

「人が倒れている。横にナイフを持った別の人がいる。でも犯人とは限りません」

 

「そんなふうに見えることと、実際にそうだったかは違う」

 

 

コナン君の「あれれ~」も、そんなふうに役に立つんですね。

 

 

上級職の女性がほとんどいない時代、男性と同じ試験で入ったのに「女性官僚」と言われ続けることに対して違和感もあったようです。

 

そんなとき支えになったのは、テニス漫画『エースをねらえ!』

 

「ひろみのプレイには性別がない」

 

 

そんな台詞あったっけ?

 

久しぶりに読んでみたくなりました。

 

 

幼少期は人見知りで、読んでいれば人に話しかけられずにすむと、本が大好きだったそうです。ほかに紹介されているのは、『ハリー・ポッター』シリーズや『ファクトフルネス』

 

 

添えられた写真の笑顔がすてきです。

 

 

 

 

おつき合いありがとうございます。