2023年3月28日

きずな出版

 

巻末のプロフィールはアメブロのオフィシャルブログから転載されています。

 

劇団文学座座員/茨城県古河第一小学校児童会長/茨城県古河第一中学校生徒会長/茨城県古河第三高等学校生徒会長/茨城大使/古河大使……

 

 

どれだけ郷土愛のある人なんだろう

 

 

ふるさとを愛し、親を愛し、友を愛し、妻を愛し、子を愛し

 

初めて買ったレコードは、榊原郁恵「ラブリー・ポップ」

予約特典のポスターを部屋に飾っていたそうです。

 

その人と結婚してしまうのだから、幸せというかなんというか……

 

 

 

高校生のときだったと思うのですが(ちょっと年齢的に変なのですが)、隣の席の山下君が言いました。

 

いいなあ、渡辺徹

郁恵ちゃんと結婚できて

 

郁恵ちゃんの手って、すっごく柔らかいんだよ

 

山下君は郁恵ちゃんと握手したことがあって、そのときの感触を忘れられないようでした。

 

 

 

俳優を志し、文学座の研究生のときに、「太陽にほえろ!」の新人刑事役に抜擢され、レコードデビュー。

 

アイドル路線(?)で売り出され、このままでいいのかという悩みをぶつけたとき、杉村春子は言ったそうです。

 

「徹ちゃん、あなたは何がやりたい?」

「はい、芝居をやっていきたいです」

「そう。だったら何でもおやりなさい。

すべて役者として、血となり肉となりますわよ」

 

杉村春子の教えは、何事もやるからには中途半端にしないこと。

それを実践する中で、石原裕次郎や志村けんとの出会いもありました。

 

第一線で活躍している人はみんな夢を語るそうです。

 

夢といっても、「宝くじに当たりますように」とかいうんじゃなくて、「次に何をしたいか」

 

徹さんも、「いくつになっても夢を見よう」と言います。

 

 

「こんな年で、そんなことをしたら笑われるんじゃないか」

と思うこともあるかもしれませんが、笑われても、宇宙の時間から見たら、人の一生なんて一瞬です。何万年も恥をかくわけではないんです。

 

 

初めて出演した「ザ・ベストテン」での失敗談が楽しいです。

 

「小さな夢を 唇に 歌って君は 僕と出逢った」とやるところを

「小さな胸に 唇を」

 

なんか違う、まずいと思いながら続けたのは

 

「君を抱きしめ 燃えていくのさ」

 

通常、初登場の人には、歌詞のテロップが出たそうですが、歌とテロップがあまりに違うので、途中からテロップが消えたとか。

 

 

だれにとってもあっという間の人生です。

 

小さな夢を唇に

 

 

 

 

おつき合いありがとうございます。