歩くと股関節に痛みがある。

 

「歩くと」といっても、「1万7,000歩ぐらい歩くと」ということだから、歩かなければいいだけなのだが……

 

とりあえず整形外科に行ってみた。

 

この医院はいつも混んでいて、予約をとっても1時間、2時間待つのは当たり前。

先生は大体不機嫌そうで、診療は50秒ぐらいで終わるので、大変評判が悪い。

 

それでも、私はなぜかこの先生が気に入っている。

 

今回は珍しく10分ぐらいで呼ばれた。

 

症状を告げると、レントゲンを撮ることになった。

 

レントゲン室に入ると、場所が場所なので、スキニーパンツのファスナーが邪魔になるらしい。

 

脱いでほしそうなので、「脱ぎますか?」と脱ぎかけると、レントゲン技師さんはパジャマのズボンのようなものを出してくれた。

はき替えるのも面倒だったので、「ああ、パンツはいてるからいいですよ」と、断りレントゲン台の上に横たわった。

 

技師さんも「そうなの?」なんて、レントゲン室を出てパシャリ。

 

それで終わるかと思ったら、今度は膝を立ててだの、横を向いてだの、3ポーズぐらい取らされて、さすがに恥ずかしかった。

 

ああ、ズボンを借りておくんだった。

 

結果、骨には異常がないみたいで、まずは安心。

 

医師が言うには、「五十肩っていうでしょう?五十股ってあるんだよ」

 

五十股!

 

皆さん、聞いたことありますか、五十股。

 

どうも、私、五十股らしいです。

 

湿布も飲み薬も要らないって言ってるのに、会計をすると湿布が処方されていた。

 

股に湿布!

 

どうやって貼るの?

 

 

おつき合いありがとうございます。