先日読んだ横尾さんの本に、最晩年のモネの絵に「ムンクの「叫び」に似た魂の呼ぶ声を聴く」とありました。

 

 

 

そうなの?

 

行ってみました。

 

 

混んでるのはわかっていたので、朝早く

 

って、ちょっと早すぎ
 

 

朝から飲みたければやってます。

 

始まっちゃったんじゃなくて、続いてるんですね。

 

明るいうちは飲まないという、わたしなりの矜持があるので、

 

池の周りを歩いて時間つぶし

 
はじまります

 

 

睡蓮の池をイメージしてつくられている入り口

歩くとピチャピチャして楽しい
 
看板になってるこの絵は
撮影禁止で
 
〈昼食〉

案外質素なランチです
 
 

このほか

〈桃の入った瓶〉〈オランダの船、ザーンダム近郊〉など、「印象派以前のモネ」の作品が10点ほど展示されています。

 

既に「モネ」だなあと感じる絵もあって、興味深いです。

 

その後、展示は

2章「印象派の画家、モネ」

3章「テーマへの集中」

4章「連作の画家、モネ」

5章「「睡蓮」とジヴェルニーの庭」

へと続きます。

 

〈アンジャントゥイユの雪〉は明るく輝き

〈ヴィトゥイユ下流のセーヌ川〉は浮き上がって見えました。

これは現物でないと味わえない感覚です。

 

印象に残ったのは〈ポール=ドモワの洞窟〉

茨城県近代美術館所蔵です。

 

ポーラ美術館や大原美術館、スコットランド・ナショナル・ギャラリー所蔵の〈積みわら〉など、世界各地から集められた〈モネ〉

 

見ごたえあります。

 

撮影できるお部屋も用意されておりまして

 

この辺になると、いいあんばいに空いてくれました。

 

〈チャリング・クロス橋、テムズ川〉

1903年、ロンドン

リヨン美術館蔵

 

 

〈ウォータールー橋、曇り〉

1900年、ロンドン

ヒュー・レイン・ギャラリー蔵

 

 

〈ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ〉
1904年、ロンドン
ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
 
 

〈ウォータールー橋、ロンドン、日没〉

1904年、ロンドン

ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵

 

 

〈ジヴェルニー付近のリメンツの草原〉

1888年、ジヴェルニー

吉野石膏コレクション(山形美術館に寄贈)

 

 

〈ジヴェルニー付近のセーヌ川〉

1894年、ジヴェルニー

上原美術館蔵

 

 

〈睡蓮の池〉

1918年、ジヴェルニー

ハッソ・プラットナー・コレクション

 

 

〈睡蓮〉

1897-98年頃、ジヴェルニー

ロサンゼルス・カウンティ美術館蔵

 

 

〈睡蓮の池の片隅〉
1918年、ジヴェルニー
ジュネーブ美術歴史博物館蔵

 

全75点
 
大きい作品もあって、離れて見たいなと思ったのですが、ちょっと会場が狭い感じでした。
朝一で、チケットも予約していたのですんなり入れましたが、中はやはり混雑しています。
 
モネは見慣れているというか、いろんなところで見ているので、それほど衝撃はなかったのです。
が、こうして記事にしてみると、あらためていいなあって感じがしてきます。
 
キラキラ感とか、ゆらめきは、現物ならではですね。
 
グッズの売り場は別棟で
 
こちらも朝はスッと入れましたけど、11時過ぎるとものすごく並んでます。
 
狭いんだよ、とにかく
 

 
 
帰ってから、絵に詳しい友だちに(いますよ、友だち笑)
行ってきたよ~って、LINEしたら
 
こんなのを教えてくれました。
 
 
絵は見たことあるけど、意外と知らないモネの人生
絵が売れなくて、死のうと思っていたり、パトロンの奥さんとデキちゃったり……
 
86年の人生にはいろいろあったことがわかります。
 
連作シリーズの見比べ、見どころの紹介もあって
 
こういうの読んでから行けばよかったんだよな~
 
 
 
と、今朝の朝焼けを見ていると、刻々と変わる空の色にモネの絵を思います。

モネの絵って、移ろいゆく自然の景色の中にひそんでいるんですね。

 
 

おつき合いありがとうございます。