2022年12月30日発行
かもがわ出版
1万年続いた平和な時代
1日に働いたのはたったの4時間
SDGsだの、サスティナブルだの言われる昨今、まさにそんな暮らしをしていたのではないかと思われる縄文人。
実際のところ、何を考え、何のために過剰に装飾した土器をつくっていたのか、よくわかっていないことも多いようですが、今、私たちが暮らしているこの土地に、そんな生活を営んでいた人たちがいたというのが不思議な感覚です。
特定の場所で産出される石が全国に流通していたなど、交易も盛んだったようですが、物々交換というよりは、「お土産」という形で出回って、それに対するお返しとして別の「モノ」をもらっていたのではないかという説もあるとか。
今後、さらに研究が進むと思われますが、入門には格好の一冊でした。
巻末にリストがある全国の「縄文スポット」もいつか行ってみたいと思います。
おつき合いありがとうございます。

