銚子電鉄
多分、はじめて乗りました。
営業キロ数は銚子駅から外川駅まで6.4キロメートル。
年5億円程度の売上高のうち鉄道以外が8割で、ぬれせんべいが有名かもしれません。
これに乗るのよ~
ワクワク
まずい棒でコラボしている岩下の新生姜のキャラクター
イワシカちゃんがぶら下がる車内
ホテルで買ったビールを片手に歩いていると、おじさんが椅子に腰かけ、海をぼんやり眺めています。
まさに「老人と海」
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詩人のアーサー・ビナードが一番好きな小説として、ヘミングウェイの「The Old Man and the Sea」をあげています。
彼が日本語を読めるようになってから、池袋図書館で『老人と海』というタイトルの文庫本を見つけて、ゾッとしたという日経の記事がありました。(2023.7.22)
英語で「誰かをOld Manと呼んだ場合、「おやじ」または「親方」、あるいは「社長」「大将」「船長」「先輩」といった意味になる」そうです。
齢を重ねていても、この小説の主人公は「老人」とは呼べないということです。
私もこの本を読んだとき、タイトルから受ける印象との違いに驚いたことを思い出します。
アーサー・ビナードの話で、そういうことかと納得しました。
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さて、海を眺めて座るおじさんが、こっちに座りなよと声をかけてくれました。
お言葉に甘え、隣に腰をおろして、何を語るでもなく海を見つめます。
ぜいたくな時間だなあ。

おつき合いありがとうございます。