熱海の山口美術館は2020年12月にオープンした私設美術館です。

 

マンションの1、2階を改装した展示室に、オーナーが集めた美術品が所狭しと並びます。

 

 

 

 

入口では河童がお出迎え

 

《河童》

岡本太郎

 

 

 

 

バンクシー
 
 

国指定重要文化財
《千手観音立像、阿弥陀如来立像》
 
「千手観音立像はすべての手に持物が綺麗に残っている、大変珍しい状態」だそうです。
 
 

《初転法輪サルナート》

平山郁夫

 

 

 

《刷毛目徳利・片口・ぐい呑》

細川護熙

《色絵徳利・ぐい呑》

藤本能道

 

 

 

 

 

《鷽》
横山大観

 

 

《美人の図》

上村松園

 

 

《耀貝螺鈿腰張茶器》

黒田辰秋

 

 

アパートの面影を残す壁の表札と展示品

 

 

 

設置するまでに1億円かかったというイルカ

 

 

《銅彩蝶文壺》
田村耕一
 
ルノワール

 

 

 

 

 

ルオー

 

 

 

 

 

 

 

 

《夢》
藤田嗣治
 
 

《無心なクロエ》
ジャンセン

 

 

 

 

 

 
 

草間彌生

 

 

岡本太郎

 

 

 

 

 
岡本太郎だけのお部屋が1室ありました。
 
岡本太郎、好きでも嫌いでもなかったのですが、なぜかこの部屋落ち着くんです。
 
画面、左下にある赤と黒の物体は《座ることを拒絶する椅子》
 
座ってみて「座り心地のいい椅子に落ち着いているようじゃダメだ」という作者の思いに触れることができます。
 
 

入館料は1400円。

熱海駅の駅ビル、ラスカ熱海の入り口にある観光案内所でパンフレットをもらうと、1200円になります。

 

入館料にはドリンク代も含まれていて、コーヒー、紅茶、抹茶などから選べます。

抹茶は人間国宝が作った抹茶椀で出してくれます。

 

 

 

 

ちなみにお幾らぐらいですかとお尋ねすると、「こちらはお安いほうで新入社員の給料2か月分くらいです」とのことでした。

 

 

さらに、入館料だけで絵つけ体験もできます。

直径10センチくらいの白いお皿に専用のペンで好きなものを描くと、5分くらいレンチンしてくれて、持ち帰れます。

 

 

絵なんて描けないよ~と躊躇していると、美術館を訪れた記念に日付だけ書いて帰る人もいるとのこと。

 

 

やってみました。

 
 
山口美術館の創設者の山口さんは、貧しい家庭で育ち、実業家として成功したようです。

多くの人に幅広く美術を楽しんでもらいたいと、こちらの美術館をオープンしたということです。

 
 
人間国宝の器でお茶がいただけたり、絵つけの体験ができたり、楽しかったです。
 
 

絵つけのペンは市販されています。

 
あと4枚くらい作ろうかな。
 
 
 
 
 
おつき合いありがとうございます。